詩『ハンプティ ダンプティ』

一滴、一滴 水を湛えて やがて満杯

横溢と成り 覆水返らず 氾濫に至る

割れた硝子 元に戻らず ただ欠ける

欠片を拾い 過去を思い 日を過ごす

継ぎ接ぎし 繋ぎ止めた 絆は絶える

その脆さと その重さに 耐えられず

いつかの時 いつかの日 いつかの年

つかの間の 一時は最早 過ぎし幻想


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青冰月鯉の詩

#青冰月鯉の詩 春の青  冬の冰  秋の月  夏の鯉 すべての四季を