詩『火球の月』

山の果てにある月を見て彼女は、 月が火球になればいいと言った。

 火球になって月が燃え尽きれば、 女は涙を流さず夜を越えられる。 

 俺は月を見て酒を呑むのが良い、 夜が酒と一緒に俺を飲むからだ。 

 俺は女の傍でそれを考えながら、 ウヰスキーをがぶ飲みし続けた。

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青冰月鯉の詩

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